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-PROFILE-

ナタリー・ベルジュロン

1964年、フランス・リヨン生まれ。リヨン第3大学で日本語などの博士号を取得。 1984年にエルメスに入社。パリ本店、日本橋高島屋や新宿伊勢丹のエルメス勤務を経て、2001年〜2008年、メゾンエルメス銀座店のエキスパートとしてスカーフなどを販売。また、スカーフの結び方講師として、日本全国の店舗でセミナーを担当。2008年に独立し、講師として、スカーフの結び方、フランス語、フランス家庭料理教室などを開催している。色彩検定1級、パーソナルカラー検定2級の資格も持つ。 著書に『スカーフ、ストール&マフラーアレンジ140』(ソフトバンククリエイティブ)、『ナタリー・ベルジュロンのスカーフ STYLE BOOK』(双葉社)。

http://ameblo.jp/cmycolorfulworld/

スカーフの良さはなんと言っても1枚で無限のコーディネートができるところ。
シンプルな服であれば鮮やかに、カジュアルな服はおしゃれに。
スカーフを巻くだけですぐに印象を変えることができる、まさに「魔法の布」です。

たとえば、お店で着たときは気に入っていたのに、
家に帰ってみるとなんだかイメージが違った…ということありますよね。
それは、実は自分には似合わない色を選んでしまったということも理由のひとつ。
そんなときは、似合う色が入ったスカーフを首に巻いてみましょう。
顔に近い場所に似合う色があることで、似合う服に早変わりします。

また年を重ねていくと、どうしても首のシワが気になったり、
人によっては首などの見える位置に手術のあとや傷があるときにも重宝します。
スカーフを巻くだけで自然とコンプレックスがなくなっていく、気持ちが楽になる、
そんな魅力がスカーフにはあると思います。

私が生まれ育ったフランスでは、
スカーフはお母さんから娘、おばあちゃんから孫へ…というように、
代々で受け継いでいくものです。
思い出がたくさんつまったスカーフは買ったとき以上の価値となり、
お金では買えない大切な物になっていきます。
それは、ずっと使える「シルク」という素材だからこそ。
シルクのスカーフには、そんな魅力がいっぱいありますね。

Marcaのスカーフは、
絵柄の1枚1枚にテーマがきちんとあって、
どれも丁寧で繊細な絵が多いのが特徴ですね。

富士山や桜、兜やお雛様といった日本的な絵柄も多く、
外国人へのプレゼントとしても大変喜ばれます。

Marcaのスカーフを見て思うことは、色の付け方がとても上手だということ。
たとえば、船の窓から遠くに浮かんでいる船を描いた「ステンドグラス(ポーハタン号)」というスカーフを見ると、本当に海に浮かんでいるように見えるんです。
それって、立体感がきちんと出るように色の陰影が上手に描けている上、
色がよく出ている証拠です。
同じ紺でも柄によってトーンが違うし、そこを表現できるのは
とても高い技術がないとできないこと。

2015年9 月にスタートしたブランド「the PORT by marca」は、
これまでにないモダンで、ある意味勇気がいる配色をしていると思います。
けれど、スカーフを巻いた時に2、3種類の色がきちんと出るように
計算された配色になっているので、
1枚でいろんな楽しみができるアイテムが多いです。

日本らしい柄や横浜をモチーフにした柄、花柄やリボンなどの女性らしい柄など、
全然違うテイストの絵柄や色があって、
どなたでも必ずお気に入りの1枚が見つかると思いますよ。

はじめてのスカーフを選ぶとき、
まず、一番使いやすい88cm〜90cmくらいのサイズがおすすめです。
2枚目以降であれば、梅雨〜夏にかけて使いやすい少し小さめなサイズ、
3枚目以降は長方形や大判サイズに挑戦してみるとより幅が広がります。

柄は、ご自身に似合う色の中から好きな絵を選んでみてください。
スカーフは角を活かす結び方が多いので、四つ角に絵がある方がおすすめです。
できれば、それぞれの角に違う絵があるとよりベターです。
あとは、真ん中に絵があったり、絵が細かいとどんな結び方をした時も絵が見えるし、カラフルでファッションのアクセントにもちょうど良いです。

最後は素材です。
基本的にはシルクが一番使いやすいのでおすすめします。
薄手の素材は、夏場やパーティ時などに重宝します。
女性らしい雰囲気が出て仕事やフォーマルなときにこそ使いたい1枚です。

冬はウールやカシミア素材を選ぶと防寒対策にもなりますし、
お洗濯が簡単なコットンは汗のかく夏やスポーツをするときにでも。

それぞれの素材によって雰囲気が異なってくるので、
自分のコーディネートに合わせて選んでみてください。

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